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今回は、呼吸器シリーズの第3弾(最終回)!『誤嚥性肺炎とリハビリテーション~健口維持は予防から~』をテーマに、当院のリハビリ部主任 言語聴覚士 富田 大二朗 先生にご登壇いただきます!
加齢とともに「むせることが多くなった」「食が細くなってきたな」「飲み込みが負担だ」と感じている方も多いのではないでしょうか。
また、食事中の親の様子が以前とは違うと心配するご家族もいらっしゃるでしょう。
一言で嚥下障害といっても、実はさまざまな症状があります。早めに気付くことで、重篤な状態を防ぐことができるかもしれません。
嚥下障害とは、飲み込んだ食べ物や水分が、食道ではなく気管へと入り込んでしまう状態をいいます。
食べ物や雑菌が気管から肺に入り込んでしまうと、嚥下障害による誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。
肺炎と聞くと、簡単に治りそうなイメージがあるかもしれませんが、症状の長期化や何度も繰り返すこともあり重篤な状態になる場合もあります。
嚥下障害の症状やそれに伴う誤嚥性肺炎の症状は以下の通りです。自覚症状があったり、自分の家族に当てはまったりするケースがあるかもしれません。ぜひチェックしてみましょう!
・食事中やお茶の時間にむせることが多くなった
味噌汁やお茶、唾液などの水分でのむせが顕著です。
・飲み込んだあとも口の中に食べ物が多く残っている、のどに食べ物が残っているような感覚がある
十分に飲み込めていない状態です。
・飲み込んだ後にしゃべると、ガラガラ声になる
十分に飲み込めていない状態です。
・体重の減少が目立つ
他の病気の可能性もありますが、栄養が十分に摂れていない疑いも。
・発熱や微熱を繰り返す
嚥下障害だけでなく、誤嚥性肺炎を起こしているかもしれません。
・睡眠中も、むせたり咳込んだりする
横になっているときも唾液が気管に入り込んだり、のどに残っていた小さな食べ物が知らない間に気管に入り込んでいたりすると起こりやすい。
上記から2つ以上当てはまる項目があった、または家族が似たような症状を抱えているという方は、一度受診することをおすすめします。嚥下障害の有無にかかわらず、他の病気が隠れている可能性も考えられるからです。
今回の健康教室では、ご家庭で簡単にできる誤嚥予防法を紹介します!
運動は、“頑張りすぎない”ことが大切です。頑張りすぎて疲れてしまったり、体のバランスが乱れてしまっては、嚥下訓練も十分な効果を発揮できません。
“継続は力なり”とはよく言ったもので、頑張り過ぎず、毎日継続することで、嚥下機能のアップや誤嚥の予防、そのほか介護予防効果を発揮します。無理せず、楽しみながら、毎日の生活に組み込みましょう!
ご好評につき、今回も講演終了後、無料のフレイル健診を実施致します!
是非、奮ってご参加ください!
日時:令和6年7月17日(水) 14時30分~15時30分
場所:介護付有料老人ホーム メディカルケア南ヶ丘 1階コミュニティーホール
※お申し込みは、当院窓口・電話、またはFAXで受け付けております。
事前予約制ですが、当日参加も受け付けております。
詳しくは、当院窓口までお問い合わせください。
【連絡先:092-595-0595】
※開催時の感染状況より中止となる場合がございます。